第二帖 帚木
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この帖の主な登場人物 |
登場人物 |
読み |
呼称 |
備考 |
光る源氏 |
ひかるげんじ |
君
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十七歳;近衛中将 |
空蝉 |
うつせみ |
いもうとの君 女 姉君
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故中納言兼衛門督の娘;伊予介の後妻 |
軒端荻 |
のきばのおぎ |
西の御方 紀伊守の妹 碁打ちつる君 西の君
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伊予介の娘;紀伊守と兄妹 |
小君 |
こぎみ |
若君 小さき上人
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故中納言兼衛門督の子;空蝉の弟 |
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# |
段名 |
和歌 |
挿絵 |
1 |
第一章 雨夜の品定めの物語
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1.1 |
第一段 長雨の時節
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1.2 |
第二段 宮中の宿直所、光る源氏と頭中将
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1.3 |
第三段 左馬頭、藤式部丞ら女性談義に加わる
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1.4 |
第四段 女性論、左馬頭の結論
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2 |
第二章 女性体験談
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2.1 |
第一段 女性体験談(左馬頭、嫉妬深い女の物語)
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2.1.8 |
『手を折りてあひ見しことを数ふれば これひとつやは君が憂きふし
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2.1.11 |
『憂きふしを心ひとつに数へきて こや君が手を別るべきをり』
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2.2 |
第二段 左馬頭の体験談(浮気な女の物語)
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2.2.6 |
『琴の音も月もえならぬ宿ながら つれなき人をひきやとめける
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2.2.8 |
『木枯に吹きあはすめる笛の音を ひきとどむべき言の葉ぞなき』
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2.3 |
第三段 頭中将の体験談(常夏の女の物語)
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2.3.7 |
『山がつの垣ほ荒るとも折々に あはれはかけよ撫子の露』
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2.3.9 |
『咲きまじる色はいづれと分かねども なほ常夏にしくものぞなき』
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2.3.11 |
『うち払ふ袖も露けき常夏に あらし吹きそふ秋も来にけり』
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2.4 |
第四段 式部丞の体験談(畏れ多い女の物語)
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2.4.13 |
『ささがにのふるまひしるき夕暮れに ひるま過ぐせといふがあやなさ
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2.4.16 |
『逢ふことの夜をし隔てぬ仲ならば ひる間も何かまばゆからまし』
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3 |
第三章 空蝉の物語
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3.1 |
第一段 天気晴れる
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3.2 |
第二段 紀伊守邸への方違へ
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3.3 |
第三段 空蝉の寝所に忍び込む
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3.3.42 |
「つれなきを恨みも果てぬしののめに とりあへぬまでおどろかすらむ」
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3.3.44 |
「身の憂さを嘆くにあかで明くる夜は とり重ねてぞ音もなかれける」
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3.4 |
第四段 それから数日後
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3.4.3 |
「見し夢を逢ふ夜ありやと嘆くまに 目さへあはでぞころも経にける
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3.4.34 |
「帚木の心を知らで園原の 道にあやなく惑ひぬるかな
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3.4.37 |
「数ならぬ伏屋に生ふる名の憂さに あるにもあらず消ゆる帚木」
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