オリジナルへのリンク
本文 注釈 現代語訳 ローマ字版
修正版 修正版 修正版 修正版
比較 比較 比較 比較

第四十六帖 椎本


薫君の宰相中将時代二十三歳春二月から二十四歳夏までの物語

この帖の主な登場人物
登場人物読み呼称備考
かおる 宰相中将
宰相の君
中将
中納言
中納言殿
中納言の君
源氏の子
匂宮 におうのみや 兵部卿宮
親王
三の宮
今上帝の第三親王
八の宮 はちのみや 主人の宮

親王
桐壺帝の第八親王
大君 おおいきみ 姉君
姫君
八の宮の長女
中君 なかのきみ 中の宮

八の宮の二女
阿闍梨 あじゃり 阿闍梨
弁の尼君 べんのあまぎみ 老い人
古人
柏木の乳母の娘

第一章 匂宮の物語 春、匂宮、宇治に立ち寄る

目次 和歌

第一段 匂宮、初瀬詣での帰途に宇治に立ち寄る

第二段 匂宮と八の宮、和歌を詠み交す
8行山風に霞吹きとく声はあれど
隔てて見ゆる遠方の白波
10行遠方こちの汀に波は隔つとも
なほ吹きかよへ宇治の川風
5行

第三段 薫、迎えに八の宮邸に来る

第四段 匂宮と中の君、和歌を詠み交す
2行山桜匂ふあたりに尋ね来て
同じかざしを折りてけるかな
7行かざし折る花のたよりに山賤の
垣根を過ぎぬ春の旅人

第五段 八の宮、娘たちへの心配

第二章 薫の物語 秋、八の宮死去す

目次 和歌

第一段 秋、薫、中納言に昇進し、宇治を訪問

第二段 薫、八の宮と昔語りをする
9行われなくて草の庵は荒れぬとも
このひとことはかれじとぞ思ふ
12行いかならむ世にかかれせむ長き世の
契りむすべる草の庵は

第三段 薫、弁の君から昔語りを聞き、帰京

第四段 八の宮、姫君たちに訓戒して山に入る

第五段 八月二十日、八の宮、山寺で死去
8行

第六段 阿闍梨による法事と薫の弔問

第三章 宇治の姉妹の物語 晩秋の傷心の姫君たち

目次 和歌

第一段 九月、忌中の姫君たち

第二段 匂宮からの弔問の手紙
2行牡鹿鳴く秋の山里いかならむ
小萩が露のかかる夕暮
11行涙のみ霧りふたがれる山里は
籬に鹿ぞ諸声に鳴く

第三段 匂宮の使者、帰邸
7行朝霧に友まどはせる鹿の音を
おほかたにやはあはれとも聞く
1行

第四段 薫、宇治を訪問

第五段 薫、大君と和歌を詠み交す
4行色変はる浅茅を見ても墨染に
やつるる袖を思ひこそやれ
6行色変はる袖をば露の宿りにて
わが身ぞさらに置き所なき

第六段 薫、弁の君と語る

第七段 薫、日暮れて帰京
3行秋霧の晴れぬ雲居にいとどしく
この世をかりと言ひ知らすらむ

第八段 姫君たちの傷心

第四章 宇治の姉妹の物語 歳末の宇治の姫君たち

目次 和歌

第一段 歳末の宇治の姫君たち
12行君なくて岩のかけ道絶えしより
松の雪をもなにとかは見る
14行奥山の松葉に積もる雪とだに
消えにし人を思はましかば
7行

第二段 薫、歳末に宇治を訪問

第三段 薫、匂宮について語る

第四段 薫と大君、和歌を詠み交す
3行雪深き山のかけはし君ならで
またふみかよふ跡を見ぬかな
6行つららとぢ駒ふみしだく山川を
しるべしがてらまづや渡らむ

第五段 薫、人びとを励まして帰京
11行立ち寄らむ蔭と頼みし椎が本
空しき床になりにけるかな
9行

第五章 宇治の姉妹の物語 匂宮、薫らとの恋物語始まる

目次 和歌

第一段 新年、阿闍梨、姫君たちに山草を贈る
4行君が折る峰の蕨と見ましかば
知られやせまし春のしるしも
5行雪深き汀の小芹誰がために
摘みかはやさむ親なしにして

第二段 花盛りの頃、匂宮、中の君と和歌を贈答
4行つてに見し宿の桜をこの春は
霞隔てず折りてかざさむ
6行いづことか尋ねて折らむ墨染に
霞みこめたる宿の桜を

第三段 その後の匂宮と薫

第四段 夏、薫、宇治を訪問

第五段 障子の向こう側の様子
このページは再編集プログラムによって2024/9/21に出力されました。
源氏物語の世界 再編集プログラム Ver 4.00: Copyright (c) 2003,2024 宮脇文経