第一章 匂宮の物語 春、匂宮、宇治に立ち寄る
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 匂宮、初瀬詣での帰途に宇治に立ち寄る
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第二段 匂宮と八の宮、和歌を詠み交す
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8行 | 山風に霞吹きとく声はあれど 隔てて見ゆる遠方の白波 |
10行 | 遠方こちの汀に波は隔つとも なほ吹きかよへ宇治の川風 |
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第三段 薫、迎えに八の宮邸に来る
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第四段 匂宮と中の君、和歌を詠み交す
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2行 | 山桜匂ふあたりに尋ね来て 同じかざしを折りてけるかな |
7行 | かざし折る花のたよりに山賤の 垣根を過ぎぬ春の旅人 |
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第五段 八の宮、娘たちへの心配
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第二章 薫の物語 秋、八の宮死去す
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 秋、薫、中納言に昇進し、宇治を訪問
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第二段 薫、八の宮と昔語りをする
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9行 | われなくて草の庵は荒れぬとも このひとことはかれじとぞ思ふ |
12行 | いかならむ世にかかれせむ長き世の 契りむすべる草の庵は |
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第三段 薫、弁の君から昔語りを聞き、帰京
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第四段 八の宮、姫君たちに訓戒して山に入る
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第五段 八月二十日、八の宮、山寺で死去
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第六段 阿闍梨による法事と薫の弔問
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第三章 宇治の姉妹の物語 晩秋の傷心の姫君たち
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 九月、忌中の姫君たち
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第二段 匂宮からの弔問の手紙
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2行 | 牡鹿鳴く秋の山里いかならむ 小萩が露のかかる夕暮 |
11行 | 涙のみ霧りふたがれる山里は 籬に鹿ぞ諸声に鳴く |
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第三段 匂宮の使者、帰邸
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7行 | 朝霧に友まどはせる鹿の音を おほかたにやはあはれとも聞く |
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第四段 薫、宇治を訪問
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第五段 薫、大君と和歌を詠み交す
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4行 | 色変はる浅茅を見ても墨染に やつるる袖を思ひこそやれ |
6行 | 色変はる袖をば露の宿りにて わが身ぞさらに置き所なき |
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第六段 薫、弁の君と語る
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第七段 薫、日暮れて帰京
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3行 | 秋霧の晴れぬ雲居にいとどしく この世をかりと言ひ知らすらむ |
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第八段 姫君たちの傷心
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第四章 宇治の姉妹の物語 歳末の宇治の姫君たち
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 歳末の宇治の姫君たち
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12行 | 君なくて岩のかけ道絶えしより 松の雪をもなにとかは見る |
14行 | 奥山の松葉に積もる雪とだに 消えにし人を思はましかば |
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第二段 薫、歳末に宇治を訪問
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第三段 薫、匂宮について語る
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第四段 薫と大君、和歌を詠み交す
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3行 | 雪深き山のかけはし君ならで またふみかよふ跡を見ぬかな |
6行 | つららとぢ駒ふみしだく山川を しるべしがてらまづや渡らむ |
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第五段 薫、人びとを励まして帰京
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11行 | 立ち寄らむ蔭と頼みし椎が本 空しき床になりにけるかな |
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第五章 宇治の姉妹の物語 匂宮、薫らとの恋物語始まる
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 新年、阿闍梨、姫君たちに山草を贈る
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4行 | 君が折る峰の蕨と見ましかば 知られやせまし春のしるしも |
5行 | 雪深き汀の小芹誰がために 摘みかはやさむ親なしにして |
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第二段 花盛りの頃、匂宮、中の君と和歌を贈答
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4行 | つてに見し宿の桜をこの春は 霞隔てず折りてかざさむ |
6行 | いづことか尋ねて折らむ墨染に 霞みこめたる宿の桜を |
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第三段 その後の匂宮と薫
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第四段 夏、薫、宇治を訪問
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第五段 障子の向こう側の様子
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