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第三十四帖 若菜上


光る源氏の准太上天皇時代三十九歳暮から四十一歳三月までの物語

この帖の主な登場人物
登場人物読み呼称備考
光る源氏 ひかるげんじ 六条院
六条の大臣
主人の院
大殿
大殿の君
三十九歳四十一歳三月
朱雀院 すざくいん 朱雀院の帝
院の帝
一の院
主人の院
父帝

主上
源氏の兄
女三の宮 おんなさんのみや 三の宮
内親王
姫宮
女宮

姫宮の御方
宮の御方
御方
朱雀院の第三内親王
柏木 かしわぎ 右衛門督
衛門督
衛門督の君
督の君
宰相の君
太政大臣の長男
夕霧 ゆうぎり 中納言
中納言の朝臣
権中納言の朝臣
中納言の君
大将
大将の君
光る源氏の長男
雲居雁 くもいのかり 三条の北の方
北の方
女君
夕霧の北の方
太政大臣 だじょうだいじん 太政大臣
太政大臣君
父大臣
大臣
大殿
紫の上 むらさきのうえ 対の上
北の政所


女君
御方
源氏の妻
花散里 はなちるさと
朧月夜の君 おぼろづきよのきみ 内侍の尚君
尚侍の君
女君
秋好中宮 あきこのむちゅうぐう 中宮
后の宮
冷泉帝 れいぜいてい 朝廷

内裏
明石の尼君 あかしのあまぎみ 大尼君
明石御方 あかしのおおんかた 明石の御方
祖母君
母君
御方
明石女御 あかしのにょうご 桐壺の御方
淑景舎
女御の君
春宮の御方
女御
桐壺
若君
源氏の娘
東宮 とうぐう 春宮
玉鬘 たまかずら 尚侍の君
北の方
鬚黒の北の方
蛍兵部卿宮 ほたるひょうぶきょうのみや 蛍兵部卿宮
親王

第一章 朱雀院の物語 女三の宮の婿選び

目次 和歌

第一段 朱雀院、女三の宮の将来を案じる

第二段 東宮、父朱雀院を見舞う

第三段 源氏の使者夕霧、朱雀院を見舞う

第四段 夕霧、源氏の言葉を言上す
0行

第五段 朱雀院の夕霧評

第六段 女三の宮の乳母、源氏を推薦

第二章 朱雀院の物語 女三の宮との結婚を承諾

目次 和歌

第一段 乳母と兄左中弁との相談

第二段 乳母、左中弁の意見を朱雀院に言上

第三段 朱雀院、内親王の結婚を苦慮

第四段 朱雀院、婿候補者を批評

第五段 婿候補者たちの動静

第六段 夕霧の心中

第七段 朱雀院、使者を源氏のもとに遣わす

第八段 源氏、承諾の意向を示す

第三章 朱雀院の物語 女三の宮の裳着と朱雀院の出家

目次 和歌

第一段 歳末、女三の宮の裳着催す

第二段 秋好中宮、櫛を贈る
2行さしながら昔を今に伝ふれば
玉の小櫛ぞ神さびにける
4行さしつぎに見るものにもが万世を
黄楊の小櫛の神さぶるまで
1行

第三段 朱雀院、出家す

第四段 源氏、朱雀院を見舞う

第五段 朱雀院と源氏、親しく語り合う

第六段 内親王の結婚の必要性を説く

第七段 源氏、結婚を承諾

第八段 朱雀院の饗宴

第四章 光る源氏の物語 紫の上に打ち明ける

目次 和歌

第一段 源氏、結婚承諾を煩悶す

第二段 源氏、紫の上に打ち明ける

第三段 紫の上の心中

第五章 光る源氏の物語 玉鬘、源氏の四十の賀を祝う

目次 和歌

第一段 玉鬘、源氏に若菜を献ず
4行

第二段 源氏、玉鬘と対面

第三段 源氏、玉鬘と和歌を唱和
2行若葉さす野辺の小松を引き連れて
もとの岩根を祈る今日かな
4行小松原末の齢に引かれてや
野辺の若菜も年を摘むべき

第四段 管弦の遊び催す

第五段 暁に玉鬘帰る

第六章 光る源氏の物語 女三の宮の六条院降嫁

目次 和歌

第一段 女三の宮、六条院に降嫁

第二段 結婚の儀盛大に催さる

第三段 源氏、結婚を後悔
8行目に近く移れば変はる世の中を
行く末遠く頼みけるかな
10行命こそ絶ゆとも絶えめ定めなき
世の常ならぬ仲の契りを

第四段 紫の上、眠れぬ夜を過ごす

第五段 六条院の女たち、紫の上に同情

第六段 源氏、夢に紫の上を見る
1行

第七段 源氏、女三の宮と和歌を贈答
2行中道を隔つるほどはなけれども
心乱るる今朝のあは雪
15行はかなくてうはの空にぞ消えぬべき
風にただよふ春のあは雪

第八段 源氏、昼に宮の方に出向く

第九段 朱雀院、紫の上に手紙を贈る
5行背きにしこの世に残る心こそ
入る山路のほだしなりけれ
10行背く世のうしろめたくはさりがたき
ほだしをしひてかけな離れそ

第七章 朧月夜の物語 こりずまの恋

目次 和歌

第一段 源氏、朧月夜に今なお執心

第二段 和泉前司に手引きを依頼

第三段 紫の上に虚偽を言って出かける

第四段 源氏、朧月夜を訪問

第五段 朧月夜と一夜を過ごす
2行年月をなかに隔てて逢坂の
さも塞きがたく落つる涙か
4行涙のみ塞きとめがたき清水にて
ゆき逢ふ道ははやく絶えにき

第六段 源氏、和歌を詠み交して出る
9行沈みしも忘れぬものをこりずまに
身も投げつべき宿の藤波
11行身を投げむ淵もまことの淵ならで
かけじやさらにこりずまの波
7行

第七段 源氏、自邸に帰る

第八章 紫の上の物語 紫の上の境遇と絶望感

目次 和歌

第一段 明石姫君、懐妊して退出

第二段 紫の上、女三の宮に挨拶を申し出る

第三段 紫の上の手習い歌
7行身に近く秋や来ぬらむ見るままに
青葉の山も移ろひにけり
9行水鳥の青羽は色も変はらぬを
萩の下こそけしきことなれ

第四段 紫の上、女三の宮と対面

第五段 世間の噂、静まる

第九章 光る源氏の物語 紫の上と秋好中宮、源氏の四十賀を祝う

目次 和歌

第一段 紫の上、薬師仏供養

第二段 精進落としの宴

第三段 舞楽を演奏す
1行

第四段 宴の後の寂寥

第五段 秋好中宮の奈良・京の御寺に祈祷

第六段 中宮主催の饗宴

第七段 勅命による夕霧の饗宴

第八段 舞楽を演奏す

第九段 饗宴の後の感懐

第十章 明石の物語 男御子誕生

目次 和歌

第一段 明石女御、産期近づく

第二段 大尼君、孫の女御に昔を語る

第三段 明石御方、母尼君をたしなめる

第四段 明石女三代の和歌唱和
5行老の波かひある浦に立ち出でて
しほたるる海人を誰れかとがめむ
8行しほたるる海人を波路のしるべにて
尋ねも見ばや浜の苫屋を
10行世を捨てて明石の浦に住む人も
心の闇ははるけしもせじ

第五段 三月十日過ぎに男御子誕生

第六段 帝の七夜の産養

第七段 紫の上と明石御方の仲

第十一章 明石の物語 入道の手紙

目次 和歌

第一段 明石入道、手紙を贈る

第二段 入道の手紙
11行光出でむ暁近くなりにけり
今ぞ見し世の夢語りする

第三段 手紙の追伸

第四段 使者の話
0行

第五段 明石御方、手紙を見る

第六段 尼君と御方の感懐

第七段 御方、部屋に戻る

第十二章 明石の物語 一族の宿世

目次 和歌

第一段 東宮からのお召しの催促

第二段 明石女御、手紙を見る

第三段 源氏、女御の部屋に来る

第四段 源氏、手紙を見る

第五段 源氏の感想

第六段 源氏、紫の上の恩を説く

第七段 明石御方、卑下す

第八段 明石御方、宿世を思う

第十三章 女三の宮の物語 柏木、女三の宮を垣間見る

目次 和歌

第一段 夕霧の女三の宮への思い

第二段 夕霧、女三の宮を他の女性と比較

第三段 柏木、女三の宮に執心

第四段 柏木ら東町に集い遊ぶ

第五段 南町で蹴鞠を催す

第六段 女三の宮たちも見物す

第七段 唐猫、御簾を引き開ける

第八段 柏木、女三の宮を垣間見る
1行

第九段 夕霧、事態を憂慮す

第十四章 女三の宮の物語 蹴鞠の後宴

目次 和歌

第一段 蹴鞠の後の酒宴

第二段 源氏の昔語り

第三段 柏木と夕霧、同車して帰る
11行いかなれば花に木づたふ鴬の
桜をわきてねぐらとはせぬ
15行深山木にねぐら定むるはこ鳥も
いかでか花の色に飽くべき

第四段 柏木、小侍従に手紙を送る
10行よそに見て折らぬ嘆きはしげれども
なごり恋しき花の夕かげ

第五段 女三の宮、柏木の手紙を見る
14行いまさらに色にな出でそ山桜
およばぬ枝に心かけきと
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