第一章 光る源氏の物語 須磨の嵐と神の導きの物語
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目次 |
和歌 |
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第一段 須磨の嵐続く
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5行 | 浦風やいかに吹くらむ思ひやる 袖うち濡らし波間なきころ |
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第二段 光る源氏の祈り
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第三段 嵐収まる
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8行 | 海にます神の助けにかからずは 潮の八百会にさすらへなまし |
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第四段 明石入道の迎えの舟
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第二章 明石の君の物語 明石での新生活の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 明石入道の浜の館
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第二段 京への手紙
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6行 | 遥かにも思ひやるかな知らざりし 浦よりをちに浦伝ひして |
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第三段 明石の入道とその娘
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第四段 夏四月となる
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4行 | あはと見る淡路の島のあはれさへ 残るくまなく澄める夜の月 |
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第五段 源氏、入道と琴を合奏
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第六段 入道の問わず語り
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9行 | 一人寝は君も知りぬやつれづれと 思ひ明かしの浦さびしさを |
13行 | 旅衣うら悲しさに明かしかね 草の枕は夢も結ばず |
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第七段 明石の娘へ懸想文
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2行 | をちこちも知らぬ雲居に眺めわび かすめし宿の梢をぞ訪ふ |
9行 | 眺むらむ同じ雲居を眺むるは 思ひも同じ思ひなるらむ |
14行 | いぶせくも心にものを悩むかな やよやいかにと問ふ人もなみ |
17行 | 思ふらむ心のほどややよいかに まだ見ぬ人の聞きか悩まむ |
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第八段 都の天変地異
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第三章 明石の君の物語 結婚の喜びと嘆きの物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 明石の侘び住まい
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第二段 明石の君を初めて訪ねる
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3行 | 秋の夜の月毛の駒よ我が恋ふる 雲居を翔れ時の間も見む |
11行 | むつごとを語りあはせむ人もがな 憂き世の夢もなかば覚むやと |
12行 | 明けぬ夜にやがて惑へる心には いづれを夢とわきて語らむ |
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第三段 紫の君に手紙
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4行 | しほしほとまづぞ泣かるるかりそめの みるめは海人のすさびなれども |
7行 | うらなくも思ひけるかな契りしを 松より波は越えじものぞと |
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第四段 明石の君の嘆き
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第四章 明石の君の物語 明石の浦の別れの秋の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 七月二十日過ぎ、帰京の宣旨下る
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第二段 明石の君の懐妊
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第三段 離別間近の日
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3行 | このたびは立ち別るとも藻塩焼く 煙は同じ方になびかむ |
5行 | かきつめて海人のたく藻の思ひにも 今はかひなき恨みだにせじ |
13行 | なほざりに頼め置くめる一ことを 尽きせぬ音にやかけて偲ばむ |
15行 | 逢ふまでのかたみに契る中の緒の 調べはことに変はらざらなむ |
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第四段 離別の朝
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2行 | うち捨てて立つも悲しき浦波の 名残いかにと思ひやるかな |
4行 | 年経つる苫屋も荒れて憂き波の 返る方にや身をたぐへまし |
11行 | 寄る波に立ちかさねたる旅衣 しほどけしとや人の厭はむ |
13行 | かたみにぞ換ふべかりける逢ふことの 日数隔てむ中の衣を |
18行 | 世をうみにここらしほじむ身となりて なほこの岸をえこそ離れね |
23行 | 都出でし春の嘆きに劣らめや 年経る浦を別れぬる秋 |
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第五段 残された明石の君の嘆き
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第五章 光る源氏の物語 帰京と政界復帰の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 難波の御祓い
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第二段 源氏、参内
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6行 | わたつ海にしなえうらぶれ蛭の児の 脚立たざりし年は経にけり |
8行 | 宮柱めぐりあひける時しあれば 別れし春の恨み残すな |
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第三段 明石の君への手紙、他
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3行 | 嘆きつつ明石の浦に朝霧の 立つやと人を思ひやるかな |
5行 | 須磨の浦に心を寄せし舟人の やがて朽たせる袖を見せばや |
7行 | 帰りてはかことやせまし寄せたりし 名残に袖の干がたかりしを |
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