第一章 夕霧の物語 雲居雁との筒井筒の恋実る
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目次 |
和歌 |
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第一段 夕霧と雲居雁の相思相愛の恋
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第二段 三月二十日、極楽寺に詣でる
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第三段 内大臣、夕霧を自邸に招待
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4行 | わが宿の藤の色濃きたそかれに 尋ねやは来ぬ春の名残を |
6行 | なかなかに折りやまどはむ藤の花 たそかれ時のたどたどしくは |
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第四段 夕霧、内大臣邸を訪問
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第五段 藤花の宴 結婚を許される
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8行 | 紫にかことはかけむ藤の花 まつより過ぎてうれたけれども |
10行 | いく返り露けき春を過ぐし来て 花の紐解く折にあふらむ |
12行 | たをやめの袖にまがへる藤の花 見る人からや色もまさらむ |
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第六段 夕霧、雲居雁の部屋を訪う
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22行 | 浅き名を言ひ流しける河口は いかが漏らしし関の荒垣 |
25行 | 漏りにける岫田の関を河口の 浅きにのみはおほせざらなむ |
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第七段 後朝の文を贈る
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3行 | とがむなよ忍びにしぼる手もたゆみ 今日あらはるる袖のしづくを |
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第八段 夕霧と雲居雁の固い夫婦仲
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第二章 光る源氏の物語 明石の姫君の入内
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 紫の上、賀茂の御阿礼に参詣
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第二段 柏木や夕霧たちの雄姿
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3行 | 何とかや今日のかざしよかつ見つつ おぼめくまでもなりにけるかな |
6行 | かざしてもかつたどらるる草の名は 桂を折りし人や知るらむ |
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第三段 四月二十日過ぎ、明石姫君、東宮に入内
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第四段 紫の上、明石御方と対面する
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第三章 光る源氏の物語 准太上天皇となる
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 源氏、秋に准太上天皇の待遇を得る
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9行 | 浅緑若葉の菊を露にても 濃き紫の色とかけきや |
12行 | 双葉より名立たる園の菊なれば 浅き色わく露もなかりき |
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第二段 夕霧夫妻、三条殿に移る
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5行 | なれこそは岩守るあるじ見し人の 行方は知るや宿の真清水 |
7行 | 亡き人の影だに見えずつれなくて 心をやれるいさらゐの水 |
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第三段 内大臣、三条殿を訪問
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5行 | そのかみの老木はむべも朽ちぬらむ 植ゑし小松も苔生ひにけり |
7行 | いづれをも蔭とぞ頼む双葉より 根ざし交はせる松の末々 |
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第四段 十月二十日過ぎ、六条院行幸
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第五段 六条院行幸の饗宴
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3行 | 色まさる籬の菊も折々に 袖うちかけし秋を恋ふらし |
5行 | 紫の雲にまがへる菊の花 濁りなき世の星かとぞ見る |
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第六段 朱雀院と冷泉帝の和歌
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3行 | 秋をへて時雨ふりぬる里人も かかる紅葉の折をこそ見ね |
5行 | 世の常の紅葉とや見るいにしへの ためしにひける庭の錦を |
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